残尿感や痛み

残尿感や痛みがある

尿をするときに痛みがある、尿を出し終わったのに残尿感が強いといったとき、それは膀胱炎が疑われます。
なぜこのような症状が出るのでしょうか?
まず排尿時の痛みの原因ですが、これは炎症が起こっている膀胱が排尿のために縮まるためです。
膀胱炎になるとその名前の通り膀胱で炎症が起きていますから、排尿のたびに痛むといった症状が出るのです。

残尿感とは尿を出し終わったのにまだ尿が残っているように感じることです。
これは膀胱や尿道などの感覚に異常が生じているために起こると言われており、その異常を起こす原因が炎症となっています。
膀胱で起きている炎症により、尿の感覚も狂ってしまうのですね。

このように膀胱炎になると排尿時に痛みがある、今トイレに行ったのに残尿感が強いといった症状が出て、これらだけでもストレスかもしれませんが、このほかに頻尿、下腹部の痛み、尿が濁るといった症状が出ることもあります。
すべて合わせて女性にとっては不快な症状となりがちですから、これら症状が出たら早めに病院で治療を受けてください。

膀胱炎の原因とは

そもそもどうして膀胱炎になるのか、これも気になるところでしょう。
大前提として知っておきたいのは、これの原因は膀胱に入った雑菌です。
これが繁殖することで膀胱に炎症が起きます。
そのため膀胱に雑菌を入れないことが大事ですが、女性は体のつくりの関係でそもそも膀胱に雑菌が入りやすい状態にあります。
ですからどれだけ気をつけていても膀胱に雑菌が入るのを完全に防ぐのは難しいのですが、なるべく尿道付近に雑菌が付着しないよう、注意して生活してください。

大量に雑菌が侵入したりしなければ、体の自然な抵抗力で対抗でき、雑菌の繁殖は起こりません。
しかし雑菌が過度に入り込んだり、体の抵抗力が落ちたり、雑菌の繁殖に有利な環境が長時間続いたりすると、雑菌の繁殖を抑えられなくなり、膀胱炎が起こりやすくなります。
これらが膀胱炎の実際の原因と感じられやすいですね。
具体的にご紹介すると、心身の疲れ、睡眠不足、不潔な状態での性行為、長時間トイレを我慢する、生理用品を交換せずに長時間使用するなどです。

心身の疲れや睡眠不足といったものは体の抵抗力を落とします。
不潔な性行為や生理用品の長時間の使用は尿道に雑菌が入り込みやすくなるのです。
長時間トイレを我慢するのは、膀胱に長時間尿が溜まっていること自体が雑菌の繁殖に有利な状態となります。
このような原因により膀胱炎が起き、残尿感や痛みが生じてきますから、これら原因を避けて生活するといいでしょう。